2018.04.10

ぺぱむら

やすこな文房具 第八回
 

 桜舞い散る4月初旬。漫画や映画の一場面のように、卒業式や入学式が桜舞うなか行われるということは上京してきて驚いたことのひとつだ。生まれ育った長野県では4月に入っても雪が降ることは珍しくなかったし、実際に入学式に季節外れの積雪に見舞われたこともあった。
 

 冬が段々と遠のいて穏やかな気候が続くようになると、どこか懐かしいような寂しいような、少々複雑な気持ちになる。そしてそれは入学や卒業といった節目の行事とは無関係になった今、より強く感じるようになっているのだ。そんなとき、きまって誰かに手紙を書きたくなってくるのがどうしてなのかはまだよくわからない。
 


 

 今回紹介するぺぱむらは、紙モノに特化した紙モノ雑貨店だ。突然だが「紙モノ」と聞かれて何個雑貨を思い浮かべることができるだろうか?レターセットやノート、メモ帳、ポストカードなどはすぐに思いつく人も多いだろう。ぺぱむらにはそういったお馴染みの商品だけでなく、「そういえばこれも紙だった!」と腑に落ちるような紙モノ雑貨も多数揃っている。例えばお店の天井から吊られている、一見すると「可愛いインテリアだな」と思い過ごしてしまいそうなモビールたちもすべて紙でできている商品なのだ。
 


 

「当店では紙モノ製品をメインに取り扱っています。文房具屋さんと被るところも少しあるのですが、違う感じのお店として、紙モノ製品の中でもちょっと面白いものを多めに仕入れるようにしています。例えばモビールや米袋のバッグなど、文房具屋さんにはないような紙モノ製品も置いていますし、今後もそういった商品をより多く取り扱っていきたいと思っています」
 


 

 今回お話を伺った渡辺さんはもともと文房具店で働かれていたそうだ。その後デザイナーである妹さんと一緒にぺぱむらを開店し、現在はオリジナル商品もいくつか手掛けておられる。
 

 お店には至る所に魅力的な紙モノ製品が置かれているが、なかでもひと際目を引かれたのが米袋のバッグだ。「魚沼米」「コシヒカリ」といった文字が大きく印刷されているお馴染みの米袋なのに、取っ手がつけられるとなぜだかおしゃれなバッグに見えてしまうのが不思議だ。もともと丈夫で耐重性もある米袋を再利用したバッグは、ずっしり重いものを入れてもしっかりとホールドしてくれることだろう。
 


 

 もちろん一風変わった商品だけではなく、オーソドックスで馴染み深い紙モノ製品も魅力的なものばかりだ。今回お店に伺ったときは桜をモチーフにした商品のほか、もうすぐ時期を迎える藤や五月人形といった端午の節句関連の商品も多く並べられていた。これからの季節を思わせるポストカードやレターセットは購入した人だけでなく贈られた人の気持ちも和やかなものにしてくれることだろう。ほかにもおにぎりやサンドウィッチモチーフのカードなど、センスが光るカードもお店には多く揃っているので、ぜひ大切な人の驚く顔、喜ぶ顔を想像しながら思い出に残る1枚を選んでみてほしい。
 

 誰かと季節の訪れを共有したいと思わせてくれるお店でした。
 

文:橋詰康子 / 写真:西原樹里

 
 


 

ぺぱむら
東京都杉並区松庵3-39-11-1F
営業時間:11:00〜20:00
定休日:木曜日
https://pepamura.ten-graph.com/
 

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やすこが選んだプレゼント!
 


 

ぺぱむらで橋詰康子が選んだ文房具を抽選で1名様にプレゼントします。今回は「にっぽんいっぱい」シリーズのおにぎり柄のシールとマスキングテープ、色鮮やかな藤棚のレーザーカットカードをセットにした計3点となります。
 

応募要領
メールフォームの件名を「ぺぱむら」として、「お名前」、「メールアドレス」、内容欄に「送付先の郵便番号・住所」を明記のうえ、ご応募ください。
応募締切:2018年4月30日(月)
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