2017.08.10

&note

やすこな文房具 第三回
 

 上京してきておおよそ10年、都内のいろいろなところを巡ってはきたが原宿・表参道ほど年齢を重ねるとともに印象が変わっていくエリアはなかったように思う。よくよく考えてみれば、竹下通りをはじめとして10代〜20代の若者に人気がある原宿と、大人な街として高級ブランドショップが立ち並ぶ表参道という180度近くジャンルが異なる街が隣り合わせにあるというのはなかなか面白い。実際に都道413号線と明治通りが交わる神宮前交差点を境に、道行く人のファッションや年齢層がガラッと変わる気がする。
 

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 そんな原宿と表参道の狭間あたり、見落としやすそうな路地を入って行くとセンスが良いこじんまりしたお店がちらほらとお目見えする。なかでもひと際可愛らしい看板でお出迎えしてくれる小さな文具店が「&note」だ。原宿・表参道というおしゃれな立地にふさわしいスタイリッシュな店構えだが、一歩お店の中に入ってみると朗らかで、ゆっくりとした時間が流れていた。
 

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「日常で当たり前のように使う文房具だからこそ、自分らしいものや持っていて楽しいもの、わくわくするようなものを選んでほしいなと思っています。そのためにもまずは自分たちで良いなと思ったものを集めて、店頭に置いています」
 

 そう話してくれたのは優しい笑顔が印象的な店長の筒井さんだ。確かにお店の中には、普段事務的に使っているような文房具たちとは一線を画すような、心を擽られるアイテムがずらりと並んでいた。ちなみに店内の一角には、黄色が好きだという筒井さんによる黄色コーナーが展開されている。こちらは黄色の文房具やちょっとした雑貨などが入れ代わり立ち代わりお目見えするそうなので、黄色好きな人はぜひとも足を運んでじっくりと見てほしい。きっと女性でなくても、黄色好きな人であれば心惹かれるようなアイテムが目白押しである。
 

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 土地柄、外国人観光客やファッショナブルな若者が多く訪れそうだと思っていていたが、実際には年齢層が幅広く、例えばデザイン会社に勤める人や近くにお住まいの人など、職業・年齢・性別がそれぞれ異なる人々が足を運ぶそうだ。「大通りに面しているのではなく、路地に入る立地だからこそ、特別感がある自分だけのお店という印象を持ってもらえたら」と話してくれた筒井さん。たしかに「誰かに自慢したいけれど、自分の内だけに留めておきたい」という気持ちにさせられる人が多そうだ。
 

 温かくゆっくりとした時間が流れるお店でした。
 

文:橋詰康子 / 写真:西原樹里

 
 

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&note JINGUMAE(神宮前)
住所:東京都渋谷区神宮前6-32-5 ドルミ原宿1F
電話番号:03-6427-4784
定休日:不定休
営業時間:11:00〜19:00
https://www.and-note.com/
 

&noteYOKOHAMA(横浜店)
住所:神奈川県横浜市青葉区若草台1-1 トーシンコーポ1F
電話番号:045-961-8850
定休日:土・日・祝
営業時間:11:00〜19:00
 

 
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やすこが選んだプレゼント!
 

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&noteで橋詰康子が選んだ文房具を抽選で1名にプレゼントします。今回は&noteのオリジナル商品であるリングノートとマスキングテープ、スパナ型のペンをセットにしました。リングノートは&note神宮前店のオープン2周年を、マスキングテープはオープン3周年を記念して作られた人気商品です。ちなみにマスキングテープには&noteのスタッフさんたちが描いた可愛い文房具のイラストが描かれています。
 

応募要領
メールフォームの件名を「&note」として、「お名前」、「メールアドレス」、内容欄に「送付先の郵便番号・住所」を明記のうえ、ご応募ください。
応募締切:2017年8月25日(金)
ご応募はこちらから!

 
 


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